白き鋼鉄のX(読み：イクス)でRTA in Japan 2021 Summerに出場した話
1.はじめに
この度、RTA in Japan 2021 Summer(以降RiJ)に出場させていただきました。前々からガンヴォルトシリーズの何かで応募しようと考えてはいたものの、リアルの予定が嚙み合いませんでした。
今年は、予定が空けられそうだったので応募した所、無事当選し、大会に望むことになりました。
応募の際、ゲームの紹介文にはにはかなり気を使いました。未プレイの人に、どのようなゲームで、何が特徴のレギュレーションで、どんな盛り上がり所があるプレイなのかを意識して書きました。仮に有名タイトルを走っていようが、選考する側はそのゲーム(あるいはレギュレーション)を知っている保証はないため、これを意識することは大事だと思います。
2.本番3か月前~本番1週間前
そんなこんなで応募を済ませた所、後に解説となる階乗さんからTwitterでリプをいただきました。渡りに船な展開かと思ったのですが、よくよく考えてみると階乗さんは直前に作ったと思われるTwitterアカウントで連絡を取ってきており、経歴も不明。正直な所、怪しい人だったため、一旦保留としてもらい、様子を見ました。3週間後、階乗さんが海外のRTAイベントであるSRE8にてガンヴォルト爪の日本語解説を行いました。そのトークから彼のガンヴォルトシリーズへの愛も感じ、考えが変わりました。その後7月の頭に、私自身のRiJ当選が確定し、正式に解説をお願いすることにしました。解説の内容については、最低限の技術的な内容の原稿を渡し、後は自由にトークをしてもらうことにしました。理由は、技術的な内容をひたすら話すと、白き鋼鉄のXという作品自体が初見の人(これが視聴者の大半だと思います)に伝わらないだろうし、何よりアキュラくんが光速すぎて解説が追い付かないと考えたからです。
当選が確定し、練習に励んでいましたが、タイムはこの時点でIGT30:10程度が限界でした。steam版は50秒程度ロード時間で短縮できるのを考慮しても、switch版で過去に出したIGT31:23を20秒程度しか短縮できていない計算でした。原因はステージ毎の技の成功率にあると考え、不安定な部分を安定化できるようにパターンを組み直したり、個別ステージ練習をするようにしました。シビアなフレーム技が特に無く、その機動力からルートを組み放題なアキュラくんの性能のおかげです。7月末にはルートは再構築されおおよそ本番で走ったような形になりました。
また、7月末からは、RiJの協賛企業の日清食品様、レッドブル・ジャパン様、無敵時間様、サクラチル様からの協賛品が届き始めました。ですが、写真に関しては素人であるが故に、碌な写真が撮れませんでした。そこで、メディア系で働いている友人に連絡を取り、写真の指導をしてもらいました。スポンサーがバックにいる写真を撮るのが知人の中で最も得意なはずだからです。そこで貰ったアドバイスとして、「背景の自宅感を無くす」、「ライティングをする」とのことでしたが、そんな都合のいい撮影セットは手元にありませんでした。議論の結果として最終的には、ゲーム画面を背景に協賛品の撮影をしました。無敵時間様からいただいた服は、着たのを撮影するのが一番だろうという自己判断で、撮影をしました。素顔を公開したくなかったのと、ゲーム系のイベントである強調をすべきだと思ったため、顔をRoRoクッションで隠しました……
8月頭に入ると練習の成果のおかげで、IGT30:00切りも視野に入ってきました。直前で良かったのが30:02の記録(10秒程度の大ミス2回)、30:09の記録(ラスボス第1形態で30秒程度のロス)で、この調子なら本番は30:20ぐらいだろうと思っていました。
3.本番数日前~本番当日
本番数日前になると応援イラストをいただけたり、知り合いの走者様が別カテゴリーでの記録を投稿したりし、嬉しさの反面、元々この数か月感じていたプレッシャーが増していきました……
そして本番当日の試走(3回目)で…
本番直前ですが今の私は私史上最速になりました(録画してない…) pic.twitter.com/PeGzeZW3gU
— ♯とり(wax)＠RiJ2021Summerで白き鋼鉄のX走りました (@tottori214) 2021年8月13日
遂に30:00切りを達成しました。これはほぼミスなしの記録です。
勢いづいた私、増える応援、レッドブル、コーヒー、チョコレートの補給。本番は早朝4:30からでしたが眠気を頑張って飛ばし集中モードに突入。
本番約30分前、スタッフからの指示もありRiJのオンラインスタジオに入室。一通りのチェックが終わった後、スタッフさんのご厚意で少しフリー練習をしました。そのおかげで若干緊張がほぐれました。
そして、本番へ……マイクがハウリングしてる？原因は……私の設定ミスじゃん！
滅茶苦茶緊張が増しました。的確な指示ですぐに再セットアップ。いざ本番。
細かいミスは多いし、カニノケンカには1敗したし、ラスト2ステージの乱数良くなかったな……
ラスボスを倒し、EDを流しながらスマホでTwitterを確認。30:00切ってるの？そんなばかな。
え、30分切ってるの
— ♯とり(wax)＠RiJ2021Summerで白き鋼鉄のX走りました (@tottori214) 2021年8月13日
再度確認。確かに画面には29:45って書いてあるなー。
『白き鋼鉄のX THE OUT OF GUNVOLT』のカテゴリー「Any%」RTA
— RTA in Japan (@RTAinJapan) 2021年8月13日
走者の♯とりさん(@tottori214)、解説の階乗さん(@the_factorial)、お疲れさまでした。
クリアタイムは00:29:45でした。
スタイリッシュで光速い（はやい）プレイ・解説でした！
配信はこちらから⇒https://t.co/iSbmGQ22Zj#RTAinJapan pic.twitter.com/3MoQ8cjkI8
配信を終了し、タイトル画面に戻り再々確認。
IGTも30分切ってましたやったぜ#RTAinJapan #白き鋼鉄のX pic.twitter.com/ENAHdeun7Z
— ♯とり(wax)＠RiJ2021Summerで白き鋼鉄のX走りました (@tottori214) 2021年8月13日
思えば大きなミスは、クリム(1戦目)だけで、緊張で変な操作した所も軽度のロスで済んだし、やばかったところは集中力のおかげで回避できてたし、30分切れるだけの要素を満たしていた。
今回のタイムは、レッドブルが翼(集中力)を授けたおかげなのかもしれない……
4.その後
本番で全ての力を出したせいか、土日はほぼ寝たきりでtwitterとRiJの視聴をしてました…
リングフィットアドベンチャーの走者様のように強靭な肉体が欲しいと思った次第です…
5.本走について振り返りと技術的な解説（読者によってはここだけ読むといいです）
ここからが本題です。以下の記事は2万字程度と滅茶苦茶長いです。
追記(8/21/14時頃)画像を全て.jpgに差し替えました。
プラットフォームは、steam版を選ぶことでトータル40-50秒程ロード時間が光速(はや)くなります。言語は、欧米のものを使用するとトータル2秒程音速(おそ)くなります。
【スラム街】
ブリッツダッシュの基本を駆使し続けるステージです。このステージはザコ敵を倒す意味が見出せないので、全無視します。
このステージのみリトライマーカーでブリッツゲージを全回復させます。次のステージ以降では、クードス(画面左側の大きな数字)が0になるため触りません。
ここでザコに突っかかります。斜め下方向へのブリッツダッシュで敵にぶつかったときにできる、前入力前転で抜けるはずでしたが失敗しました。
中ボスのマンティスゾンビ戦。クードスが140になったらXディザスターで止めなのですが、緊張でポーズボタンを連打してしまいました。
【クリムステージ】
クードスモードをティミッド→レックレスに変更してステージ突入。
このステージでは、お金稼ぎを行い、ODハイプラウドという装備を買います。所持金は1,000円(初期値)、ODハイプラウドが4,000円なので。3,000円稼ぎます。道中に落ちているお金は計2,500円なのでザコから500円稼ぎます。ザコは30~200円(30円×1枚 , 30円×2枚 , 100円×1枚 , 100円×2枚)を必ずドロップします。
解説では「爆発をよけましょう」と言ってますがカゲロウでオート回避しているだけです。画像に映るザコには本来当たる予定なのでしたが、たまたま当たらない動きになりました。
縦長通路はブリッツキックと呼ばれるテクニックで光速で壁登りします。やり方は、真横方向へのブリッツダッシュで壁に衝突するのと壁キックを交互で行うことです。私はこのテクニックが滅茶苦茶苦手なので、ここ以降緊張でミスしまくってます……
ザコラッシュ部屋は部屋にある警報装置を破壊することで強制終了することができます。RTAでは警報装置狙い一択。なお、画像に映っているザコのドロップを合わせて90円(30×3枚)。ほぼ最低値な上、2枚前の画像の所で倒すはずだったザコからお金を回収できなかったので、後半エリアの序盤を金欠用チャートに切り替えます。
スパークステラーを打ち込むことで、ゲートモノリス裏の爆弾(ステージギミック)を起動。普通にやるより光速くモノリス破壊できます。
時限爆弾によるモノリス破壊の未来が確定したので、ステージを逆走。後半エリアのロードが始まるまでにボーナスアイテムを獲得します。ボーナスパネルで1枚毎にクードスが500獲得できるので、ODハイプラウドと組み合わせると攻撃力+50%のアイテムとなります。そして……
すぐさま空中リロード + スパークステラー！ザコ敵を潰し、お金を入手。ゲートモノリス破壊からロード開始までの時間は完全無敵時間なので接触ダメージ(カゲロウ)は発生しません。
後半エリア開始したら、金欠チャートなので近くのザコ敵を2体撃破。300円(ほぼ最高値)ドロップ！ついでに近くのアイテムボックスから500円を回収します。なおアイテムボックスから落ちるお金は左に3枚、右に2枚という風に必ず散らばります。なのでパターン化は容易です。
スパークステラーで敵をノックバックさせ、道を切り開きます。ノーロック版のスパークステラーは発生速度、燃費、範囲全てが優秀です。足りないのは威力だけ。それもODハイプラウドで補えますが……
クードスが欲しいので、数秒待ちますがここのボーナスパネルを獲得します。点滅する黄線に触れるとノーダメージでの獲得不可になるのでNG。
ここは飛行メカと火炎放射兵の間を抜けたかったのですが失敗。体感成功率4割ぐらいです。
アイテムボックスから500円を回収し、ODハイプラウドを購入。クードスが1,000を超えたとき、1 + (現在のクードス値) / 1,000 が攻撃力の倍率になる壊れ装備です。クードス1,000の時点で2倍威力なのでゲームバランスを破壊します。しかし、クードスモードがレックレス(1回被弾でクードスが強制で0)限定装備のため、ここからはほぼノーダメージプレイを強いられます。ついでにEXウェポンのショートカット設定をします。EXウェポンは本RTAの生命線のため、ZL/ZRでちまちま選ぶことはしません。事前Twitter投票でRoRoの衣装変更が決定したため、コーデチェンジ(DLC:初期装備に追加されている)も適用します。
ここは空中リロードによる急降下で、黄線のトラップを待たずにノーダメージで抜けられる設計です。このステージの丸ノコトラップは判定がかなり甘いです。
スパークステラーでザコをずらします。動画内ではこの先のザコにぶつかりますが、ぶつからないルートもあります。しかし、そちらは安定しなかったうえにメリットが1秒程度なので不採用としました。もし仮にここまでで被弾があった場合、画像真上にあるボーナスパネルを獲得します。
ダメージ2.5倍のスパークステラーを流しこむだけで敵を一掃できます。
ひやりとした場面。予定外のブリッツゲージ切れをしてしまい、リロードしようとしたら斬られました。判定が甘いおかげで助かった……
ゲートモノリス破壊後、上の画像のロボにはクードスをいただきました。
ボス戦のカニノケンカで被弾。2ゲージ目はランダム要素が強くうっかりミスが発生しやすいです。
3ゲージ目は、被弾していないのならばロックオンショット + スパークステラーだけで削り切れますが、被弾したのでXディザスター。10秒強のロスですが、クリムのSPスキルは無敵時間を発生させるため、背に腹は代えられない状況でした。なお、この倒し方は、Any%nopride(ハイプラウド禁止レギュ)の走者様が発見しました。この場を借りてお礼申し上げます。
クリムを倒したことでEXウェポン「ルミナリーマイン」を取得。燃費は悪いですが、高火力、広範囲のため、RTAでは非常に活用しやすいです。スコアタで扱うには使いづらいです……
クリムの撃破演出中にPC本体日付を10月31日に変更したので、コハクちゃんがハロウィン衣装になりました。
【リベリオステージ】
EXウェポンが2種類になり、ウェポン切り替えによる戦略性が増してきました。まだ2種類のため、武器切り替えはZL/ZRで行っています。また、このステージ練習の際には、他のEXウェポンを取っていない状態の専用セーブデータを用意していました。
最序盤は空中コンボ数を手早く稼ぐためにルミナリーマインをばら撒きながら進みます。ルミナリーマインはステージギミックの蛍光灯オブジェクトでも誘爆してしまい、2階にいるザコ兵を倒してしまうことがあります。私はこの時点で、ザコ兵を撃破したことに気づいておりません。
私のチャートですとノーダメージ必須になるため、小型ミサイルを出すメカで一旦止まってしまいます。要改善ポイントかもしれません。その後斜め階段にいるバッタザコもちまちま倒しますが、ここも要改善ポイントかもしれません。クードスがかつかつなので改善できないかもです……
2,3階ではバリケードメカが出現します。本RTAでトップクラスに事故を引き起こす難敵です。出現と同時に展開される赤い線に触れるとダメージになるので本体を倒します。ロックオンの直前にノーロックオンでのルミナリーマインを出すことでAERIAL EX +100クードスを獲得します。
3枚上の画像で、2階のザコ兵を倒してしまったことにより、ブリッツダッシュのタイミング調整に失敗し、被弾しかけました。運よくリカバリーに成功。アキュラくんの右に出ているルミナリーマインは本来ここでザコ兵を倒すためのものでした。
3階に再突入した時に、バリケードメカを爆破します。このときに4階のザコ兵も巻き込みますが、よくあることです。巻き込まなかったパターンでは、4階に行ったときに改めて爆破します。
隠し通路を抜けボーナスパネルを獲得します。このステージの目標はボス到達時点で3,000~3,600クードス程度(高いほど良い)です。1枚目のボーナスパネルは遠いので今回はスルー、2枚目を取りました。
屋上まで来たらブリッツゲージ残量が少ない状態で、空中リロード→着地→薄い床抜け(リロード硬直のキャンセル)→ブリッツダッシュ連打で無限ブリッツ状態に入ります。このゲームのリロードとは、「ブリッツゲージを全回復をする処理を行う」ではなく、厳密には「ブリッツゲージが全回復するまでブリッツゲージを回復し続ける処理を行う」です。そのため、連打速度>回復速度となれば無限に飛べます。その後、背景のフェンスを見て高さを調整し、ゲートモノリスを爆破します。
この場所での手法を考案したのが、Any%noprideの走者様。従来ルートは屋上をマグロのように跳ねながら進んでいましたが、変更になりました。ルート自由度が高いので、発想力も問われます。しかし、ルート調整時に光速さと引き換えにクードス不足にもなり、再調整を行った原因にもなりました。
なお、無限ブリッツを駆使してもカメラを置いて外に行くことはできません。理由は、ブリッツダッシュでカメラ外に出ようとすると、ダッシュが強制的に中断されるからです。余談ですが、このあたりの仕様はガンヴォルト爪から変更されていて、ガンヴォルト爪ではカメラ外ではブリッツダッシュが禁止されますが、カメラ内から外に出るときのブリッツダッシュには制限がありません(ややこしい)。
後半を開始したら、適切なタイミングでルミナリーマインをばら撒きます。うっかり警備ロボに引っかかって悲しい。
画像赤丸の壁にルミナリーマインを当てることでザコを撃破。スムーズに進めるようになります。こういうテクニックはチャート構築時に雑にプレイし、偶然うまくいったものを分析して作っています。最近は、ゲームハードからでも気軽に録画できるようになっているので、いい時代になったと思います。
下に降りたら、スパークステラーでザコを一掃。これも練習時の雑プレイから生まれたチャートです。
赤丸で囲んだ壁にルミナリーマインを当て、チェンソーロボを出落ちさせたかったのですが、失敗です。
天井を跳ねボーナスパネルを取得します。ついでにルミナリーマインでザコを倒したかったのですが、これも失敗。
ここのボーナスパネルはチャート構築の時に、取るか取らないかでかなり迷いました。
失敗を取り戻そうと空中リロードで短縮を図ったら着地するわ、画像の地形でつっかえるわとガバガバです。幸い、この先はチャート上でもトラックの上で着地+リロードの予定だったので、コンボ数が足りていないという最悪の事態は免れました。
ゲートモノリス直前の区間は未だに良い抜け方がわかりません。誰かいいアイデアをください。
モノリス破壊が確定したら、左上に抜けてボーナスパネルを回収。これで3,600クードス突破。時間が余ったので盾兵が爆破されました。
ボス直前はリアルダイアリーのBPMに合わせてΛ字ブリッツ！ボス前リトライマーカーは地形に合わせて、①Λ字ブリッツ、②ダッシュジャンプ+水平ブリッツ1回、③ダッシュジャンプ+水平ブリッツ+高度下げる+水平ブリッツです。Λ字ブリッツのパターンはBPMに合わせることで完璧な着地ができます、インティはこれを見抜いていた…！？OPステージのスラム街、シャッター部屋でない場合、 ボス戦イベントは着地するまで発生しません。そのため、なるべく高度を下げることを意識します。スラム街中ボス突入時もこれを意識した動きをしています。
リベリオ戦の開幕時は、手動でショット連打することで最大2回ショットが当てられます。オート連射だと周期の問題で全て無敵時間に吸われます。
リベリオが消えたら、画像の位置に立ちます。3,500クードス？を下回っている場合はもう少し右に立ちます(低クードスチャート)。この位置に立つことで、ハンマーストリングス(トゲ玉)、ギロティックバンジー(天井からギロチン)の両方の技が、画像のリベリオの位置で行われるようになり、位置調整が楽になります。低クードスチャートの場合、画像の位置にリベリオが現れたらギロティックバンジーで確定です。ショット削り+ルミナリーマインで頑張って削ってください。
楽な位置調整を活かして、空中リロード+ルミナリーマイン。空中リロードによるスタンプはノーロックショット4発分、ロックオンショット3.3発分です。もう一度先ほどの位置に戻ります。
画像の位置にリベリオが現れるとアンカーサイズ(ワイヤーで飛んで鎌攻撃)で固定です。空中リロード+ルミナリーマインだと衝突しそうだったので、ロックオン当てしました。3ゲージ目に入ると耐久系SPスキルなのでゲージをすっ飛ばして撃破します。
リベリオ戦の研究をさらに進んだのは、本編全ステージS+レギュレーションの走者様やAny%noprideの走者様の研究成果のおかげです。
ルミナリーマインが強すぎるんじゃあ・・・#RTAinJapan
— 吉崎 亮太 (@yoshizaki_ryota) 2021年8月13日
↑リベリオの中の人の嘆きです。ごめんなさい 。
リベリオからEXウェポン「アンカーネクサス」を取得。近くの敵をマーキングし、ブリッツダッシュの軌道が対象の敵に向かうようになります。更にロックオン時に大ダメージを与えられるようになります。RTA的には軌道が制限されてしまい、道中では使い勝手がよくない武器です。
リベリオの撃破演出中にPC本体日付を12月25日に変更したので、コハクちゃんがクリスマス衣装になりました。
【インテルスステージ】
ボスが強力かつタフなのでクードスをなるべく稼ぎたいのですが、ボーナスパネルがついでで取りづらい位置にあるので、結局最低限のクードス稼ぎしか行わないチャートになりました。
前半は無限ブリッツダッシュですっ飛ばします。屋外ステージは前に進めばOKなことが多く、無限ブリッツダッシュと相性が良いためチャートを組むのが楽でした。
ザコ敵にわざと接触してカゲロウをします。さらに接触した状態でリロードし、またカゲロウ。そこから無限ブリッツダッシュで飛びます。通常は、リベリオステージ屋上の薄い床抜けやドラフトスパイラルによる硬直キャンセルをしないと猶予フレームが数フレーム？しかないですが、カゲロウでブリッツゲージの消費を挟むことによって大幅に猶予時間を延長してます。数フレーム猶予のシビアな技でタイムが大幅に左右されるのは苦手なので、このチャートを思いつけて良かったです。
道中のボーナスパネル2枚を獲得し、クードス1,000！2枚目を取得する際の位置判断ですが、画像にも映っている電撃メカが見えたら降りるようにしています。なお、この列車から抜け出すのに今回は1秒程度もたつきました。
中ボスのガランドをルミナリーマイン3発で沈めます。弱点武器な上にODハイプラウドで2倍威力なので一瞬です。ついでにリロードしています。
ゲートモノリスを破壊したら壁当てルミナリーマインと空中リロードでタイヤザコを2体つぶします。空中リロードによる撃破はAERIALとRELOAD CRUSHが加わるため、2体目からは55クードス回収できます。
後半エリアは低重力化しているため、地上ジャンプやブリッツキックの挙動が変わります。斜めブリッツダッシュに影響はありません。開幕はとにかく真横に飛び、ルミナリーマインとリロードをしたら、アンカーネクサスに切り替えます。
威力2倍のアンカーネクサスは小型ザコなら一撃で倒せるのでAERIAL EXボーナスになります。ここは色々とルートを考えたのですが、アンカーネクサスを使ったルートが自分の中では光速くなりました。
ここのクラゲに釣られてアンカーネクサスすると被弾します。アンカーネクサスを解除、再展開し右にいるザコ兵から倒します。
ここで予定外のブリッツゲージ切れ。リロードして再度進みますが、クードスを140ぐらい落としました。
狭い通路でアンカーネクサスをするときは斜め下方向にぶつかるようにします。通常のブリッツダッシュと同様に、前入力を入れることで前転抜けしてくれるためです。なお、アンカーネクサスを発動していても、ダッシュ長押しによるバウンド中はアンカーネクサスによる攻撃をしません。敵の近くで再度ダッシュ入力をしています。
ここに至るまでの壁でブリッツキックに失敗しました。スパークステラーに切り替えて撃ち込みます。一見無意味にﾄﾞｩｴﾄﾞｩｴしているように見える動きをしていますが敵が倒れるのを待っています。
本チャートでは、この電撃メカはちょっと音速いと電気を纏って反撃してきます。無視するのもありです。また、アンカーネクサスの攻撃判定を纏っているときは反撃を食らってもノーダメージで済みます。この場面では、アンカーネクサスが発動していません。この後、肝が冷えました。
ここのザコ兵直前で再度ブリッツダッシュを入れることで、斜め下アンカーネクサス+前転抜けができるはずなのですが、失敗しました。最近動きを再構成したときにできたチャートなので、条件とかがよくわからないです。
インテルスステージ後半にはゲートモノリスがありません。ボス戦開幕時にブリッツゲージが2本欲しいので、ここのエリア移動判定に来た時にゲージを2本以上確保します。
インテルス戦1ゲージ目は、クードスが十分たまっているなら開幕、斜め上ブリッツ→アンカーネクサス使用→斜め上アンカーネクサス→右下アンカーネクサス+前転抜け→左下アンカーネクサスで終了します。ゲージ移行中でも円月輪は回り続けているので気を付けます。
2ゲージ目はランダム要素が強い上に、3ゲージ目に大量のダメージを持ち越したいので、ギリギリまでショットで削る必要がある難所です。当たり行動はエッジソーサー(円月輪飛ばし)、ソードプレッシャー(突進)、ケイジチャクラム(追尾捕縛弾)。ケイジチャクラムの場合は安全を取り、ショットのみで2ゲージ目を削り切ります。外れ行動のヘヴィシャックレス(重力光線)は待たずに攻めると円月輪にぶつかるはめになります。
3ゲージ目は、SPスキル終了までインテルスの防御力が8倍になるので、2ゲージ目でダメージ持越しを行いました。2ゲージ目ラストの行動がケージチャクラムの場合は、最初の一瞬に限り防御力補正がありません。3ゲージ目の初めはインテルスの右上からアンカーネクサスし続けます。
円月輪の回転が始まり、円月輪が地面と水平になったら左下→右下→左下方向にアンカーネクサスを入れて撃破します。上手にやれば左下→右下→左下→右下→…とループできます。発見者俺。安定度は落ちますが改良型も複数あるので、自分だけのやり方を是非見つけてください。
インテルスSPを気合いで削りきる動画
— ♯とり(wax)＠RiJ2021Summerで白き鋼鉄のX走りました (@tottori214) 2019年10月15日
(2ゲージ目ラストでXディザスターしてます) pic.twitter.com/NrPnipsQWD
↑最後までループし、ループの間でドラフトスパイラルを挟む改良型。初動は旧チャートの動きです。
インテルスからEXウェポン「オービタルエッジ」を取得。高火力、広範囲、低燃費と隙のない武器です。それでもRTA、スコアタ両方の観点で他の武器にも利点があり、完全な一強ではないのがこのゲームのいいところだと思います。
余談ですが、インテルスの変身前立ち絵は完全にメカクレしているものと目がちら見えしているもので2パターン確認されています。変更される条件がわからないので、何か情報を知っている方がいらしたら教えてください。
今日のコハクちゃんは風邪をひきました。
【メディカルセンター】
このステージでは通常モードと無敵モードを切り替えるトゲ玉のザコが出現します。この敵は、このステージではステージを開始したタイミングからモードの切り替えを行います。リスタートで再スタートした場合はRTA環境と同じ挙動になりますが、リトライの場合だと切り替えの周期がずれます。RTAにしろスコアタにしろ、練習の際には気を付けた方がいいです。
開幕真横に飛び、ルミナリーマインを撃ちながらボーナスパネルを回収します。大型のザコはオービタルエッジに耐性を持っているものが多いのですが、代わりにルミナリーマインが有効だったりします。
スライム状のザコはなるべく真ん中の高さでロックオンします。そうすることで、浮遊トゲにオービタルエッジが当たった時のヒットストップを軽減することができます。
2枚目のボーナスパネルは事故の多いポイントでした。今回はなるべく下から取ることを狙い(できてない)、壁にぶつかった後ターンする動きを採用。しかし、右側の入り口でつっかえてしまう結果になりました。前述のトゲ玉のザコがこの先配置されており、今の周期がどうなっているかわからなくなりました(今回は、0.2周期くらいのずれです)。
入り口につっかえてしまい、変な動きをした結果、リトライマーカーにうっかり触れかけました。慌ててリカバリー。トゲ玉のザコへの不安が高まりました。もし仮にリトライマーカーを取ってしまった場合は2秒弱のロスです。このステージは2倍火力で倒したいザコがいるわけではなく、ボスも低HPで弱点武器の補正がかなり高く入ります。そのため、他のステージ以上にミスに対するリカバリーが効きます。
チャート通りなら、画像の場面でのトゲ玉2択は上が正解です。この時の私は0.5周期ずれていると思っていたので、下を選ぼうとしていました。わざとオービタルエッジのヒットストップを発生させ、観察時間を延ばしていたため、上に進み、ノーダメージで済みました。
ここはチャート通りならトゲ玉の下を通ります。周期がずれているので上でも行けるかと思いましたがだめでした。このとき振ったオービタルエッジはロボをノックバックさせ、スムーズに進むのにも役立っています。
床を壁にして登るのは、一見シビアに見えますが、ブリッツダッシュのときに壁扱いする判定は広めなため、結構安定します。
ゲートモノリスを破壊したら戻って最後のボーナスパネルを回収します。コンプリートすると追加で+1,000クードスなのですが、3倍火力も4倍火力も大差がないので、コンプリートするのは、ほぼロスなく回収できるこのステージだけになりました。コンプリートしない方が光速いかもです。
ブレイド戦1ゲージ目は、地上ダッシュしながらルミナリーマイン。被弾し、2,500クードスくらいならロックオンしてからルミナリーマインを2ヒットさせます。
2ゲージ目開始時に斜め下ブリッツダッシュ＋前転抜け。ベストなタイミングならこうすることで、確定でノーダメージかつロックオンができます。吼雷降はされないことを祈ります。
追記：吼雷降による運ゲー拒否のため、1ゲージ目のショット削りを多くし、2ゲージ目をノーロックのルミナリーマインで処理する手法を提案していただきました。発想の柔軟さが大事だと痛感しました。
3ゲージ目はSPスキルを使われたら、ルミナリーマイン+地上ロックオンで撃破。背後に回っているのは旧verでの名残です。ver1.3以前は3ゲージ目開始時のSPスキル発動前に無敵時間がありませんでしたが、最新のver1.4で無敵時間が追加されました。DLCのEXブレイド配信に合わせて挙動を変更したのでしょうか？ver1.3以前ならSPスキルの発動そのものを阻止できるので7秒くらい光速くなります。
ブレイドからEXウェポン「ダークネストリガー」を取得します。EXウェポンゲージが無限になる代わりに、EXウェポンの発射が自動になったり、アキュラくんにダメージが入ったりと癖があります。RTA的には発動に数秒時間を取られるほか、手動で切り替えた方が光速くなるので、一部例外となる箇所を除き使用しません。また、ZL/ZRによる武器変更からは発動しませんが、ショートカットからは発動できます。
インテルスの撃破演出中にPC本体日付を1月1日に変更したので、コハクちゃんが正月衣装になりました。メディカルセンターで日付変更した場合は、衣装変更なし(のはず)です。
【ダイナインステージ】
ここから新たに3ステージが追加されます。唯一ダイナインだけは、現時点で弱点を突けるボスのため、ダイナインステージから攻略します。
開幕オービタルエッジ、続けてルミナリーマインでシャッターを閉めるザコを撃破。ルミナリーマインは移動中に仕込めるので、オービタルエッジ連射より光速い場合があります。ここで入り口につっかえてロス。
ルミナリーマインの爆風でシャッターザコを撃破。高威力、広範囲の武器はRTAにおいて強力です。
オービタルエッジを2ヒットさせるように当て、ザコを倒します。この区間で2体目に対しては、オービタルエッジを振った瞬間に武器切り替えし、ルミナリーマインにします。後のために、ルミナリーマインの弾数を確保したいからです。
この後の垂直壁でブリッツキックに失敗したため、ここまでシビアな操作は意味を成さなくなりました……
ここでルミナリーマインを出すことで、奥にいるシャッターザコが出現と同時に撃破できます。チャートを本番数日前に変更し、シャッターから降りる前にリロードを挟むことにしました。これによりかつかつだったブリッツゲージを回復しつつ斜め下ブリッツでバウンドすることで、リロード着地のモーションを短縮……
できませんでした。
オービタルエッジを振るだけで、中ボスのレディバグは一瞬で溶けます(1倍火力なのに……)。なお、この部屋のシャッターは、撃破後、操作可能になって少し経ってから開く仕様です。なので、撃破位置は中央からちょっと右に寄ってればOKです。
スパークステラーで電光掲示板を起動。本来、視聴者サービスの動きだったのですが、スパークステラーが奥のザコにも当たって、オービタルエッジ一発圏内になることがわかりました。インティはこのルートを見抜いていた…！？
事故多発ポイント。光速く来すぎるとシャッターザコの出現が間に合わない、ブリッツダッシュの前転抜けをするとトゲに刺さることがある(今回の位置は多分これ)などいやらしいやつです。細心の注意を払って突破しました。
ここら辺でいっぱいつっかえます。練習時には起こらなかった動きなので焦っています。ODハイプラウドのおかげでオービタルエッジを回すだけでザコが塞いでいた道が通れるようになります。
後半エリアは兎に角、地形に合わせて飛びながらオービタルエッジを振る。ビーム砲ザコでつっかえないようにするためにもタイミングよく振ります。
ザコにはつっかえなくても、地形にはつっかえる……
安全のために使いまくっていたら、オービタルエッジが弾切れ。切れたポイントが補給ポイントの直前かつ、弾切れでも大丈夫な場所で助かりました。
オービタルエッジを外し、ザコ兵に体当たり。ザコにもつっかえてとても悲しい。その後ぶんぶん振りながら落下します。このステージはかなり爽快感があります。
最後の落下で空中リロードによる光速落下。着地直前で斜め下ブリッツ。さらにリトライマーカーの回避。この一連の流れは客観的に見るとかなりシビアなのですが、失敗した覚えがありません。理由はよくわかりません。
この先の区間は、カメラのスクロールを止めずに動けています。つまり、ほぼ理論値の速度です。非常に爽快感のある区間です。
ダイナイン戦1ゲージ目は、ルミナリーマインをばら撒きながら、ほぼ最速でロックオン。その後オービタルエッジで斬ります。ルミナリーマイン3発でオービタルエッジ1振り分程度のダメージです。ほぼ最速でロックオンすることで、アルデバランクロス(闘牛士の構え)によるカウンターが発生する前にロックオンできます。
2ゲージ目もほぼ最速でロックオンすることでカウンターが不発になります。
3ゲージ目移行時の「ダメージレベル……危険域！」のセリフの「け」のタイミングで逆サイドからダッシュジャンプ+ルミナリーマイン展開。その後、オービタルエッジでフィニッシュ。1振り分光速くなりました。
RiJでは配信の際に、Voicemeeterという外部アプリを嚙ませることで、PCの通知音などが配信に乗らないようにしています。このアプリによる音ズレを警戒していましたが、音ズレは発生しなく、この倒し方が本番でできました。本番直前練習では、(多分)音ズレのせいでミスりました。
なお、私のPCとVoicemeeterの相性が致命的に悪く、本番2週間前の事前調整でwindows8互換モードで無いと起動できないという結論になりました。深夜の調整に付き合っていただいた技術チームの方には本当にお世話になりました。
ダイナインを倒しEXウェポン「クロスランサー」を取得。燃費も威力も最低レベルなのですが、ザコ敵(例外あり)の当たり判定を消失させることができます。更にオービタルエッジで追撃ができます。主従コンボ。ルートを詰める際に非常に活躍した武器です。
ここでは、日付を変えていないので、コハクちゃんは正月気分のままです。
【バクトステージ】
弱点順に攻略するため、次はバクトステージを攻略します。ボス以外にもステージギミックに対してクロスランサーが有効なため、ボス選択順はこれが最適だと思います。
開幕スパークステラー+オービタルエッジで止まらずに撃破。クロスランサーでも可ですが、こっちの方が個人的には安定しました。
中央を真横に飛びながらオービタルエッジをぶんぶん。一気にコンボ数が増えます。
ここで同じような動きをすると3パターンに分岐します。①普通：バッタメカに当たり、ちょっとつっかえる。一番よくあるパターン。②最速：バッタメカの上を進みつつ坂でバウンドする(今回はこれ)。③最悪：バッタメカの上を進めるが坂の下のトゲに刺さる。運よく②のパターンになりましたが、③になりそうな角度で内心びくびくしていました。
ステージギミックの無敵砲台は出現してから弾を撃つ仕様なので、ルート取り次第では無視できます。
次の区間は上→下の順に無敵砲台が付いています。流石に両方は無視できないので上を無視した後、下の砲台をクロスランサーで無力化します。
事前に練習したチャート通りに動くと丁度クロスランサーが無敵砲台に当たる高さになります。ノーロックでのクロスランサーは発射点が2つあり、連射の際に上→下→上→…と切り替わります。外したからといってやけになって連射しても当たるものではありません。また、無敵砲台はクロスランサー後にオービタルエッジをした場合のみ破壊できます。HPの高いザコはこのコンボに耐えてきたりするので、無敵砲台用の例外処理が発生しています。
思えばこのクードス量ならここのボーナスパネルは取得しなくてよかったかもしれません。
ルミナリーマインを壁当てし、トゲ盾ロボを爆破。本番数日前にここで被弾した覚えがあるので、一瞬少し戻るようなルート取りに変更しました。
己の字に飛ぶ区間です。アキュラくんの機動力のおかしさを感じます。最下段では真横ブリッツダッシュの下シフト入力を思いっきり入れます。私はswitchプロコンで普段プレイしているのですが、DUALSHOCK4では下シフト入力が全然上手くいきませんでした……
また、画像の赤丸の位置にいたザコをこの区間で倒してしまうと、シャッターが閉まるまでの時間が音速くなります。初代ガンヴォルトの頃からそうですが、経験値玉が回収されるまでイベント処理は開始しません。
ザコラッシュ部屋はもちろんサイレン狙い。ここは左+L+R入力だけでとても楽です。
シャッターを通るときにルミナリーマインも通し、ゲートモノリスを破壊します。ガンヴォルト爪でも同様のテクニックが使えました。
後半エリアは床が少なく、下から飛び上がってくるザコはオービタルエッジ連打で撃ち落とすため、補給が少なく、ブリッツゲージ管理が難しいです。
ここは本気で落ちかけました。本来ならほぼ最高高度で飛んでいる場面です。こんな所からでもリカバリーが効いて本当に良かったです。
ここのクラゲメカに何度やられたかわからないレベルの危険な配置なので、安全を取ります。
L字地形に見事に捕まる。直前に天井すれすれで飛びすぎていたのがいけないのかも。
本番数時間前の練習では、この先の区間で落下しました。原因は画像足場の左側から飛行を開始してしまったためです。そのため、かなり慎重に動かしています。また、ここでは隠し要素として偶に金の魚が出現します。走者の心を乱す強敵です。
本番数日前の再ルート構築によって、この区間はザコを全無視するルートになりました。
バクト戦は初手地上ダッシュ連打すればノーダメージでのロックオン確定です。また、何か行動されると事故るか一定時間無敵化するので封殺します。ロックオン状態だとクロスランサーは2発同時に発射されます。一定以上距離を取っていると2発同時に当たり、威力が2倍になります。
1ゲージ目が終わった時に、2ゲージ目が終わるギリギリか、3ゲージ目の初めになります。仮に前者だった場合、ショットをやめてロックオンし、ブリッツダッシュで離れ、クロスランサーを2ヒットさせると3ゲージ目を飛ばして撃破できます。
バクトを倒し、EXウェポン「ドラフトスパイラル」を入手。高威力、最低クラスの燃費の武器ですが、真価は使用時にアキュラくんが巻き込まれると浮き上がる部分にあります。浮力で空中での軌道を変えられるのはもちろん、浮き上がる際、ブリッツダッシュ以外のすべてのモーションがキャンセルされます。そのため、無限ブリッツへの活用ができます。かなりの可能性を秘めており、もっとこの武器を活用できるルートを組みたかったのですが、実力が足りませんでした。
PC本体日付を2月14日に変更したので、バレンタインのセリフをしゃべってくれます。ここから先はストーリー上のセリフや通常のセリフが優先されるため、お着替えも季節セリフもできません。
【イソラステージ】
過去にspeedrun.comに提出した記録で、大ミスをしてしまったステージ。前半は無限ブリッツですっ飛ばせて楽な一方で、後半は武器も揃ってきたためか忙しい操作が要求されます。
スタート地点真下のボーナスパネルを取ったらブリッツゲージをすぐに空にします。その後、リロード→ドラフトスパイラル(モーションキャンセル)→無限ブリッツダッシュします。今回はただ飛ぶだけではなく、途中にいるザコをオービタルエッジで倒します。ODハイプラウドの補正なしでも一撃で倒せる敵が多いためです。
敵をロックオンしたことにより、奇しくもspeedrun.comに提出した記録のように無限ブリッツダッシュが解除されてしまいました。今回はリカバリーが光速かったため軽傷で済みました。
ルート変更により、この辺りまで来たら無限ブリッツをやめます。理由として、ボス戦で約3,000クードスが必要であること、そのためには前半で1,000クードス超えていた方が良いということ、無限ブリッツダッシュを維持し続けながら1,000クードスを超えるのは難しいということが挙げられます。
イソラステージの固有ギミックである浮遊足場は、攻撃して展開すると、ブリッツゲージを即座に全回復させるフィールドを展開します。これを利用して、疑似無限ブリッツダッシュをしながらクードスを稼ぎます。ついでに指への負担が優しくなりました。1回着地を挟みましたが、前半でなんとか1,000クードスを確保できました。
後半エリアは、まずクロスランサーをばら撒きます。バリケードメカは適当に処理すると逆にこちらが被弾する難敵のため、当たり判定・攻撃判定を消せるクロスランサーが有効です。クロスランサーを使う発想はAny%noprideから拝借しました。2体目のバリケードメカはオービタルエッジでコンボ数になってもらいます。
ここで天井につっかえ、下のトゲにも刺さりかけるミス。被弾が見えてかなり動揺しました。
バリケードメカをスパークステラーで破壊します。今回は直前が斜めブリッツダッシュによるバウンドだったのですが、振り向き直後はスパークステラーの威力が2倍程度になるため(ヒット数が増えている？)撃破できます。右方向へのブリッツキックで登ってきた場合はﾄﾞｩｴを一回余分に挟むことで、撃破までの時間を待つことができます。ギリギリで撃破されるため、肝が冷える区間です。スパークステラーは点滅表現のため、スクリーンショットに映りづらいです。
ブロックに阻まれもたつきました。この後のザコラッシュ部屋でサイレンを壊したら、クロスランサーのゲージを回復させます。
ザコラッシュ部屋直後のバリケードメカはクロスランサーで無力化し、オービタルエッジで破壊します。以前はスパークステラーで対処していたのですが、被弾させられることが多かったです。
バリケードメカ2連続の区間です。未だに安定した光速い解が思いつかない難所です。安全を取り、今回はアンカーネクサスを使用します。本来は、斜め下アンカーネクサス+前転抜けをしたかったのですがあえなく失敗。
このステージのトゲ玉ザコは(多分)シャッター部屋を抜けた直後から行動を開始します。チャート通りに来ると、無敵状態で待ち構えているためシビアになります。今回は上の区間でちょっと音速くなったので優しめです。
ゲートモノリスを破壊したら逆走し、ボーナスパネルを回収します。これで目標の3,000クードスを超えました。リロードも忘れずに行います。
イソラ1ゲージ目はロックオンした瞬間にドラフトスパイラルを撃たないように気を付けます。ロックオン時の宙返りモーションには無敵時間が付いているのですが、ドラフトスパイラルは無敵時間もキャンセルしてしまいます。また、2ゲージ目への移行の際にイソラが移動をしますが、1ゲージ終了時点での位置が中央の地面から離れていればいるほどロスになります。運ゲーです。今回は運ゲーに大勝利でした。
クードスが3,000を超えていることにより、2ゲージ目開始時にタイミング良くドラフトスパイラルを当てることで、攻撃行動に移る前に3ゲージ目に突入できます。5割くらいの確率で失敗するので上手くいってよかったです。アキュラくんの位置はドラフトスパイラルで上昇しながらノーロックショットを当てられる位置に調整したつもりですが、スロー再生でじっくり見ると2発も外しています……
3ゲージ目は出た瞬間にドラフトスパイラル+斜め下方向へのブリッツダッシュでのロックオン。このステージでは何もさせません。反面、ボスラッシュ時には、全行動への対処方法を身につけなければならないので別ボスのようにも感じます。
イソラを撃破し、EXウェポン「キスオブディーヴァ」を入手。強力なチャージショットが撃て、この先のボスラッシュではゲージ移行時の無敵時間をカットできます。本RTAでは、道中でチャージできる時間がなかったため、ボス戦でのみ使用します。
ここでPC本体日付を現在の日付に戻しました。コハクちゃんは夏なのに振袖を着せられて暑そうです。
【スラム街2】
ボス戦のみの非常に短いステージなのですが、コツを意識することで数秒変化するステージです。
EXウェポンはキスオブディーヴァを使用します。通常のチャージショットを撃ったらすぐに、ダークネストリガーを使用します。ダークネストリガーは右スティック押し込みのショートカットに登録していました。このとき、右人差し指で右スティックを押す変な持ち方になっています。
ダークネストリガー使用時のカットイン演出はZL + ZR長押しでキャンセルできます(キーコンフィグに依存)。長押しし続けるとZL + ZR押し込みによって武器がスパークステラーに変更されるのに注意します。
1,2ゲージ目終わり際は、カゲロウで敵にめり込みます。それによって、キスオブディーヴァの発射点 = 敵の当たり判定 にします。近い方が光速く当たる、単純な発想です。
3ゲージ目はなるべく真横からキスオブディーヴァを撃ちます。前後移動が激しいので近くから撃つと逆に当たりません。撃ったらルミナリーマインに変更。素光速く当たって有効な武器はこれしかありませんでした。
【スメラギ地下秘密基地1】
チャート作成・実行の両方において最難関ステージ。また、3つのレギュレーション違いの記録がリアルタイム基準でほぼ同じタイムです(Any% , Any%nopride , S+ランク)。最速はS+ランクレギュのルートかも？真の最速はver1.3以前のAny%。
開幕横に飛び、無敵砲台でカゲロウ。カゲロウの無敵時間中にトゲの上でリロード+ドラフトスパイラルで無限ブリッツダッシュ。ボーナスパネルを回収しつつオービタルエッジでザコを轢き逃げしようとしたら地形と火炎放射兵に引っ掛かりました。
オービタルエッジ2回で撃破できる相手でしたが、1回目のタイミングが甘かったため、つっかえる結果に……
ドラフトスパイラルでザコ兵を倒しつつ急上昇。このステージはオービタルエッジが2発必要なザコが多いため、なるべく光速くクードスを貯めたいです。
ここはクロスランサー→オービタルエッジのコンボで抜けるはずでしたがチャートミスしました。
ルミナリーマインを奥の壁に当て、トゲ盾ロボを爆破します。ルミナリーマインはなるべく壁の近くで出した方が光速いのですが、被ダメを恐れてやめました。
真横ブリッツダッシュが出ず、ザコ敵に衝突しました。ここでは武器をドラフトスパイラルに切り替え、ロード時間中に全回復する予定でした。
後半エリアになったらオービタルエッジに切り替え、画像の地点でリロードしたら、ダッシュジャンプで落下。オービタルエッジで敵を排除しつつ進みます。敵にも地形にもつっかかりました……
画像の地点に来たら、ドラフトスパイラルで無限ブリッツダッシュを行います。この区間ではオービタルエッジとドラフトスパイラルのゲージを全回復させる予定でしたが、高度調整に集中してしまいオービタルエッジは6割程度しか回復できませんでした。
画像の地点で再び無限ブリッツダッシュ。チャートのリビルドの結果、無限ブリッツダッシュの回数がかなり増えました。
ザコにも地形にも引っかかりつつ、オービタルエッジを振っていたら弾切れに。電撃メカに触れる直前に弾切れ = 被弾 な状況に気付き、方向転換に成功しました。本番の緊張はミスも生みましたが、ここでは回避に役立ちました。
ゲートモノリス直前のザコにクロスランサーを使うアイデアはS+レギュを参考にしました。ゲートモノリス破壊後、4つ目のボーナスパネルを入手と行きたかったのですが、空中リロードで急降下に失敗したため、あきらめました。別に取らなくてもタイムにはそこまで響かないです。
ブレイド戦は1ゲージ目初手のかわし方が違うことを除けば、メディカルセンターの時と同じ立ち回りをします。SPスキル終了時は、しばらくして無敵が解除されてから画像のようにロックオンします。点滅表示などがないため、タイミングは勘です。仮に被弾したとしてもHPが残り僅かなのでごり押しできます。
S+レギュレーション並に道中稼ぎを行うか、ver1.3以前では3ゲージ目を飛ばすことでSPスキルをスキップし、15秒程度光速くなります。
今のverだとできなくなったので上げます pic.twitter.com/xHaCra9Ya3
— ♯とり(wax) (@tottori214) 2020年1月13日
↑ver1.3以前でSPスキル発動の瞬間に撃破すると文字送りやキャラクターの挙動がバグります。修正されたのこれが原因では……
モーションをじっくり見たい向け pic.twitter.com/9W90eaRtmY
— ♯とり(wax) (@tottori214) 2020年1月13日
↑ツイートの誤字は気にしないでください。
事前Twitter投票で追加楽曲の仕様が決定していたため、このタイミングでジュークボックスの設定をします。初回時は固定曲が優先されること、そしてチャートの都合からレゾンデートルは地下秘密基地1,2でしか流せません。
【スメラギ地下秘密基地2】
ボスラッシュその1。リベリオとインテルスをうまく処理できれば、あとは流れで行けます。
リベリオ戦は、初戦のようにクードスが貯まっていないため、兎に角クードスを回収したいです。1-3ゲージ全てで画像のように、初戦の立ち位置より若干右に待機することで、どの技が来たかを出現位置で判断できます。今回は、中の人の応援により強化され、一番出してほしくないギロティックバンジー(天井からギロチン)を連打されました。画面外逃亡を阻止するためにルミナリーマインを使用するのですが、この技をされるとクードスが全然稼げません。クードスの少なさは、次のインテルスの撃破タイムに特に影響します。
インテルス戦もクードスが足りていないため、初戦から立ち回りを変えます。3ゲージ目のSPスキルで防御力が8倍になるので、ショットのみで2ゲージ目の終わり際まで削り、攻撃力を高めます。
2ゲージ目の止めでアンカーネクサスを使用することで、防御力が上がる前に3ゲージ目にダメージを入れます。3ゲージ目は、初戦のようにアンカーネクサスをタイミングよく左下→右下→左下→右下→…とループして撃ち込みます。
ここまでで、仮に被弾してしまった場合は、ダークネストリガーを使用し、アンカーネクサスを撃ち込みます。この場合、アンカーネクサスは3ヒット攻撃になり、威力も3倍になります。
クリム戦は、当日の昼にルート変更しました。台本を用意していた階乗さんごめんなさい。
今までは、3ゲージ目の最初にキスオブディーヴァを撃っていたのですが、1ゲージ目をショットである程度削ったタイミングで撃つように変更しました。これにより、約2ゲージ分のダメージを与えつつ、3ゲージ目にダメージを持ち越すことができます。3ゲージ目はすぐさまオービタルエッジでカニノムキミにすることで、無敵バリアの発生回数を最小の1回に抑えることができます。また、運要素が少し絡む2ゲージ目を完全にスルー出来るのも大きいです。
このルートは、前日に投稿されたS+レギュのRTA動画から拝借しました。この場を借りてお礼申し上げます。
クリム戦直後のシャッターに限り、ゲートモノリスへの先制攻撃が無効化されます。タイムアタックモードでは、このシャッターを通るとき内部時間が止まるため、このシャッターはボス戦開始時と同じ処理をしているのではないかと推測できます。ゲートモノリスを破壊したらキスオブディーヴァのゲージを回復させます。
ボスの？？？はバリアと本体によって構成されています。バリアの弱点はルミナリーマインとオービタルエッジです。ルミナリーマインを3発撃ったらスパークステラーに変更し、ノーロックで撃ちます。ボスが撃ってくる弾はスパークステラーで消滅させられます。
1ゲージ目を光速く倒すと、2ゲージ目初手でバリア展開をしなくなります。2ゲージ目を限界まで削ったら、キスオブディーヴァで約1.2ゲージ分のダメージを与え、撃破します。
【スメラギ地下秘密基地3】
ラストステージにしてボスラッシュその2。スメラギ地下秘密基地2,3は被弾すると30秒程度のロスが発生するため、プレッシャーが大きいです。
クードス確保のため、イソラ戦はショットのみで削り切ります。HP残り僅かなのに画面外に逃げられるといったときのみドラフトスパイラルを使います。後の展開のためにも、クードスは重要です。
2ゲージ目は、フレンジィコール(中央上空でパフォーマンス)のパターンが最も良いです。今回は、フラッシュ・モブ(分身)→カルネージダイブ(飛び回り)のパターンでした。
これは、練習のときにベストな動きをしたらゲージ移行時のビット処理によって、かえって被弾してしまった最悪のパターンです。事故防止のために、ドラフトスパイラルでビット排除→ついでで削れた本体に追撃……
と行きたかったのですが、ドラフトスパイラルの挙動に翻弄される結果に。タイムは犠牲になりましたが、一連のアドリブのおかげで被弾は免れました。
ボスの当たり判定は多分長方形状なので、SPスキルの時には底辺から当たるように調整します。そうすることで、ロックオンモーションの宙返り時にビットに当たらなくなります。
バクト戦は、画面外逃走が多い、弱点武器で削りやすい、事故を防ぎたいという理由からショットでの削りは控えめです。このボスに限った話ではないですが、撃破後の移動に備えて、なるべく画面右側で倒します。
ダイナインは、透明化するシャインレスコートを除けば無敵化をしない棒立ちが多く、クードスを最も回収しやすいボスです。初戦と同様に、ほぼ最速でロックオンすればアルデバランクロス(闘牛士の構え)によるカウンターは無効化できます。
2ゲージ目は行動の択が多く、対空、対地、透明化とバリエーションが豊富です。今回は対空兼対地のバイソンカーテン(牛状のマント)でした。これは本体に斜め下ブリッツダッシュをし、ロックオン＋前転抜けをするはずなのですが、緊張から逃げのブリッツダッシュをしました。被弾は避けられたのでよしとします。仮にシャインレスコートを使われた場合は、アンカーネクサスで透明化を破ります。
SPスキルは、ODハイプラウドの補正も大きくなっているため、ショットのみでもあっという間に撃破できます。このときに撃破後のゲートモノリス破壊に備えて、ルミナリーマインに切り替えています。
練習の時は何という事のない相手なのですが、本番になると記録がかかっているという緊張から、一気に危険な相手になります。
ラスボス直前の縦穴も無限ブリッツダッシュに利用します。壁際にギリギリまで寄ってから落下し、ドラフトスパイラル中に右入力すると、画像の狭い通路に天井で頭をぶつけながらスムーズに入れます。今回は、直前で壁キックが入ってしまったので、狭い通路に入れないのではないかと心配でした。
無限ブリッツダッシュ中は、この先のリトライマーカーを避けつつ、ボス戦が発生するポイントに、なるべく高度を下げた状態で行くことを意識します。
ラスボス第1形態は、2ゲージ目の終わり際までショットで削ります。2ゲージ目初手は、高確率で端から端への大ジャンプなので意識します。
2ゲージ目をギリギリまで削った後、イーター、チャージショット、チェイサーのいずれかの行動が来たら、クロスランサーを2ヒットさせます。約1.2ゲージ分のダメージを与え、3ゲージ目をスキップします。ここまでで、稼ぎを行っていたのはこれをするためです。仮に3ゲージ目に入られると無敵化するSPスキルで30秒程度ロスします。
本番約1週間前の走りでここを適当に処理したら、1ヒットしかせず、記録を落としたので、本番ではチャート通りに動いてくれてよかったです。
ラスボス第2形態は1,2ゲージの初めと3ゲージ目のSPスキル直後にワープ移動を挟み、遅延をしてくるときがあります。今回は、1ゲージ目でされました。
1ゲージ目でされた場合は、今回のようにワープ移動中にルミナリーマインに切り替えます。されなかった場合は、ショットとクロスランサーで1ゲージ目の処理をします。この場合でも、ルミナリーマインに切り替えたいのですが、第1形態では、クロスランサーを撃った直後の切り替えがし辛いです。また、第2形態初手では、指の本数が足りなくてできません。
なお、ルミナリーマインが弱点武器ではありますが、対リベリオや対ブレイド程強力な補正はありません。
最後の最後で、高度調整をミスし、ロックオンできてないのにルミナリーマインを撃ってしまうという散々なプレイをしました……
これにてラスボスを撃破しタイマーストップ！記録は29:45(IGTは29:55)でした。
恐ろしく長いこの記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。また、ルートやボス戦での戦法、テクニックの開発などを参考にさせていただいた全国のアキュラくんにもお礼申し上げます。
